赤ちゃん返り、兄弟育てに活躍!!おすすめ絵本

 出産後、まだまだ疲れの取れない自分の身体、生まれたての赤ちゃんのお世話でヘトヘトなのに、上の子は赤ちゃん返りで「抱っこ抱っこ」「ママがいい!!」「赤ちゃん返してきて!」と攻められて・・・なんてことありませんか?
赤ちゃん返りは、「それまでの育児が間違っていなかった証拠」なんて言われますが、当事者のママは、上の子の葛藤も感じる分、複雑な気持ちになりますよね。2歳差4人の子育て中の我が家では、魔の2歳児、イヤイヤ期と次の子の新生児~乳児期が重なって、「本当にこの子は私の子?」なんて育児放棄をしたくなった時も多々ありました。(今となっては笑い話ですが・・・)そんなときに親子と共々お世話になったのが、寝る前の絵本の読み聞かせの時間でした。
 役に立った絵本をご紹介します。

1.ちょっとだけ(瀧村 有子作 福音館書店)
 赤ちゃんのお世話で大変なお母さんの手をわずらわせないため、上の子がちょっと背伸びをして健気にがんばる姿、その成長ぶりに、娘達以上大人の方がほろりときてしまいました。読み終えた後は、上の子をぎゅっと抱きしめたくなります。

2.たまごねえちゃん(あきやまただし作・絵 鈴木出版)
 お父さん大好きな女の子と娘に振り回されるお父さん。しかし、ヘトヘトになったお父さんを見て、たまごねえちゃん一念発起!!おねえちゃんとして成長する姿がかわいらしいですね。こんな父と娘どこかで見たことあるような・・・
 甘えん坊の「たまごにいちゃん」という大人気シリーズもあります。

3.あさえとちいさいいもうと(筒井 頼子作 福音館書店)
 妹とのお留守番中、お姉ちゃんとして、下の子のお世話をがんばるあさえちゃん。でも、思いがけないことが起こって・・・読んでいるこちらもハラハラします。下の子が少し成長してくると、お姉ちゃんらしくがんばってくれる様子に甘えて、ついつい上の子にいろいろお願いしがちでした。上の子のキャパシティを超えてお願いしてしまわないように気を付けようと反省しました。

4.お兄ちゃんにははちみちケーキ
 2,3,4人目の出産時にお世話になった助産院さんにあった絵本。入院中、子ども達が自分で好きな本を選んできて、部屋へ持ち込んで、何度も一緒に読んでいました。それまで自分とお母さん2人だけの特別なものが、そうでなくなる現実に直面して、葛藤するお兄ちゃん。でも、お兄ちゃんにはお兄ちゃんにしか味わえないものもあるよね・・・というお話。

 他にも、親子で楽しめる絵本がいろいろあるかと思いますので、参考になれば嬉しいです。上の子の気を紛らわせるのに、動画やゲームもいいですが、絵本も活用してもらえると素敵かなぁと思います。また、第2子以降の方への出産祝いなどにも喜ばれるかも・・・

 第1子が10歳になり、赤ちゃん返りは卒業したものの、兄弟育てはまだまだ継続中。それぞれの葛藤や摩擦は続き、その都度、親もイライラしたり、ため息が出たりしますが、子どもどうしでぶつかり合う時間もそう長くはないと思えば、社会に出て行く前の練習と思って、一歩引いて見ているのがいいのかもしれないなぁ・・・と思う今日この頃です。

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