朝の支度が間に合わない!イヤイヤ期を乗り越える方法5選

魔の2歳児、イヤイヤ期頃から始まる、子どもが生活の自立に向けてやる気満々になる時期。自分でやりたい気持ちは尊重したいけど、実際には時間が掛かったり、途中で気が変わって先に進まなくなったり・・・だからといって、何でも親がやってしまっては、子どもの成長の機会を奪ってしまいかねませんよね。それでも、出勤の時間は迫ってくるし・・・何度イライラしたことか。
そんなときに、ぽんこつ家で実践して乗り越えてきた方法をご紹介します。

★スモールステップ
 ご飯を食べない時などに、最初から大きなお皿一つ全部を食べさせようとすると、子どもも果てしない感じがして集中できませんよね。そこで、一口の半分や4分の1など、あるいは、お米一粒でもいいので、そこからスタートしてみます。

「○○ちゃん!さぁ、このお米一粒食べてみよう!!」(食べられたら)「すごい!食べられた!!」「次は、スプーン半分!」

など、少しずつ進めていくと、いつの間にか子どもの方から「こんなに食べられるもんね!」となり、全部食べられたってことがありました。食事だけでなく、歯磨きでも①歯ブラシを取りに行く②歯ブラシを口に入れる③上の歯を磨く・・・と細かくステップを区切って、できれば大人も一緒にやっているところを見せるとスムーズに進みやすいのかなと思います。

★実況中継
 スポーツ実況のアナウンサーのように、子どもの行動をいちいち実況中継風に伝えていく方法です。パートナーが一緒にいる場合は、解説者として参加してもらいましょう。

 「おっと、○○、いつも苦手なレタスは食べられるのか!?どうだ?お~食べました。これはすごい。日本新記録!!解説者の△△さん、これはすごいですね」
 
 子どもは親の注目が自分に集まっているのが嬉しいようなので、やるべきことが分っていて、しっかりと注目していることを実感できれば、行動に移しやすいみたいです。少し先のことをこっそり伝えて、行動を誘導していくと、こちらもイライラせずにすむかもしれません。

★○○ちゃんクイズ
 これからやらないといけないことがあるのに、なかなか進まない時、その後の行動をクイズ形式で出題します。こんな感じで。

 親「○○ちゃんは、この後何をするでしょうか?1番歯磨き、2番お着替え、3番コップを鞄に入れる、4番全部。さぁどれでしょう?」
 子「4番全部(大体、全部を選びます)」
 親「では、正解動画を見てみましょう」
 子 ダッシュで行動開始

 親にしてみれば、毎日毎日やっていることでしょ!?と感じる朝のルーティンも、子どもにとってはまだ覚え始めたばかり。周囲に誘惑が多かったり、やることがたくさんあると何をどう進めるか混乱したりするのかな?クイズ形式にすると、やるべきルーティンがはっきりして、集中できるのかもしれません。心や時間に余裕があるときは、問題の中に、「ダンス」などちょっとふざけたものも入れて楽しくできるようにしています。

★みるみる双眼鏡
 トイレットペーパーの芯二本をくっつけて、双眼鏡的なものを作り、(両手をグーにして、双眼鏡のように目の前にくっつけても構わないのですが)それを覗きながら、

「○○ちゃんは今、~~をしています。この後は何をするのでしょう?」「おっと、歯磨きをするようです」

と観察したことを楽しく伝えていきます。子ども自身も実はやらなければいけないことを自覚している場合も多いので、自分に注目が集まっていると気付くと、いいところを見せようとしてがんばる姿が見られます。

★上の兄弟、他の人に任せる(第1子だと難しいですが)
 暫定3女1男が成長中のぽんこつ家では、姉の方はおねえさんぶりたいこともあって、姉弟どうしでうまく声を掛け合ってくれることも多く、
「これやったら一緒に本読もう」「○○、こういうのできるようになったの?」などと促してくれます。
もちろん、摩擦も多くて、姉弟喧嘩は日常茶飯事なので、いいことばかりではないですが、それも含めて家庭内で異年齢の子どもが育つ環境は子どもどうしのよい刺激になり、コミュニケーション能力や交感神経の活性化につながっているのでは・・・と感じます。

 以上、5つの方法をご紹介しました。

 ぽんこつ家では、早いと1歳後半から2歳過ぎで全員が発症したイヤイヤ期、その後、行きつ戻りつしながら、少しずつ成長し、自分でできる範囲は拡大していくものの、10歳頃までは自分でやりたい気持ちを尊重しつつ、こちらの都合にも合わせつつ、調整していく日々が続いています。どういう方法をとってたとしても、少しの遊び心と、実際に行動できたら、それを認めることは忘れないようにしています。
 あの手、この手でいろいろやってみてもどうしようもないことも、もちろんありました。出勤時間に間に合わず、イライラしながら、引きずるように保育園へ放り込んで、預けたこともあります。後で、激しく反省する日々です。それぞれのご家庭の状況、環境に合わせて、毎日育児をがんばる皆さんの育児の参考にしていただいて、お役に立てれば嬉しいです。

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