保育園から小学校入学の間で起こる「小1の壁」
主に親の就労のために保護者に代わって保育してくれる保育園、一方、学校は子どもを教育する場所。
保護者の就労状況に配慮してくれる保育園に比べ、それぞれの保護者の事情は関係なく学校側に合わせなければならなくなり、ぽんこつ家でも登下校時の送り出しや迎えができない状況が入学と同時に起こりました。
ピカピカの小学1年生が集団登校の集合時間まで自宅で1時間過ごし、自分で鍵を掛け、戸締まりをして出かけ、自分で鍵を開けて保護者が帰宅するのを1時間程1人で待つというのは、実際不可能だと思われました。
そこで、ぽんこつ家でも第1子の小学校入学前後は、ない頭をひねり、相談しまくってなんとかやり過ごした、その実際をご紹介します。
ぽんこつ家の労働時間(通勤時間を含む)
連れ合い ほぼ毎日6:00~19:00 休み:不定期
かあちゃん 日勤7:30~18:00 夜勤15:00~翌10:00 休み:シフトによる
1.登校について
★登校班の変更
多くの学校で実施されているように、ぽんこつ家が通わせている学校も集団登校が実施され、地区毎に決められた登校班が決められた時間、場所に集合して登校しています。そこで、学校と自宅が近く、集合時間が遅いため、自宅からは離れることになりますが、下の子達が通う保育園の近くの登校班へ入れてもらえるよう交渉。集合時間が7:45と早いため、第2,3子を保育園へ送る途中で、第1子を登校班の集合場所へ送り届け、15分程そこで待機。登校班子どもは15分前に通った道をまた戻って、登校していました。
★ファミリー・サポート・センター(以降、ファミサポ)の活用
夜勤明けの日は、ファミサポの支援員の方にお願いし、連れ合いの出勤に合わせて、6:00頃ファミサポのお宅へ送り届け、そこで持たせた朝食を食べたりしながら過ごし、集合時間になったら、登校班の集合場所へ送り届けて貰うようにしていました。
*ファミリー・サポート・センター:乳幼児や小学生などを子育て中の人とそれを支援したい人との相互支援活動の連絡や調整を行う
2.下校について
下校後は、市が小学校の余った教室を使って運営している学童を利用していました。小学1年生は1人で下校しない規則になっていてお迎えが必要だったので、保育園のお迎え後に下の子達と一緒に学童へお迎えに行ったり、連れ合いが帰宅時に迎えに行ったりしていましたが、お迎えが18:30を過ぎる頃にはほとんどのお子さんが帰られていて、本人も疲れている様子があり、心苦しい思いをしました。
3.土曜日について
仕事の都合で、両親共土曜が出勤になることもありますが、学童の開所時間は8:00~19:00、保護者等の送迎が必要だったので、ここでもファミサポに依頼し、自宅へ迎えに来てもらった後、ファミサポのお宅で待機し、8:00に送り届けてもらうようにお願いしていました。
4.経済的負担について
学童 基本料金5000円/月 + 延長料金 1600円/月 + おやつ代2000円/月
*ぽんこつ家は市の学童を利用していたので、民間の放課後デイサービスなどよりは割安だったかもしれません。
ファミサポ 900円/時間 4000~5000円/月(利用時間による)
第1子5年生、第2子3年生となった現在では、私が第3,4子と共に家を出る7:10頃までに支度を終わらせるように調整し、その後の集合時間までは自由時間として過ごし、自分達で時間を見計らって戸締まりをして、登校しています。子どもの成長と共に、任せられる部分は増え、心配はありますが、それが時間管理や家の安全管理等への意識を高めることつながっているという面もあるかと思います。
ただ、最寄りの学校は、登校時間が8:10~8:20と決められていて、それ以前は基本的に校舎に入ることができません。
もし、7:30~教室に入ることができて、保護者(あるいは、それに代わる成人)が送っていくことが認められていたならなぁ・・・、学童がもっと使いやすかったらなぁ・・・なんて当時は思いました。
他の方からは同じような要望があがったりしていないのでしょうか?皆さんはどうされているのでしょうか?
常勤を辞めてパートにしたり、勤務時間を調整してもらったり、ファミサポのようなサービスを利用して、結局、経済的な負担が大きくなったりしていないのかな?と考えてしまいます。せめて、子育てにまつわるこういった支出を所得控除の対象にしてもらえないものかとも思います。
親の勤務状況により子どもの負担も大きくなってしまい、これがベストの方法だったか、給与は減っても勤務調整をしてもらったらよかったのか、分りませんが、同じような状況でモヤモヤを抱えている方、困っている方の参考になれば嬉しいです。
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